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オセロでもしませんか?(5時間目) [アウトドアグッズ講座]

「本日のメインディッシュはチキンラーメンとコンビニおにぎりになります♪」

・・・料理の出来ないモン同士でキャンプに行くと、こうなります。

クックパッドがスワヒリ語に見える修理屋です。こんばんわ。



妄想キャンプ講座も5時間目になりました。
前回まではアウトドアチェアのいろいろについてご説明させて頂きましたが、今回からは机です。
検索するときなんかは「アウトドアテーブル」のほうがよろしいかもです。

今回からはキャンプで使用するテーブルについてお話させて頂きます。
アウトドアテーブルもチェア同様に皆さん簡単に想像できるくらい有名なアイテムになっていますが、
一言で片付けられるほど浅いものでもないようです。



前回の最後に、「椅子さえあればお互いにアウトドア誘いやすいよね」って言いました。
今回アウトドアテーブルをいろいろとご紹介させて頂くに当たってはじめに一言。


皆さんの妄想キャンプにアウトドアテーブルは必要ですか?


はい。これが言いたかったんです。
というのもですね、少し理由がございます。
まず、一昨年くらいに修理屋がキャンプ場で見かけた風景をご紹介します。

時期は夏の終わり頃でした。まだまだ暑かったです。
修理屋のパートナーたち(キャンプ道具)のセットも一段落して、まったりしてると。。。
お隣さん(お若い方たち)がやってきました。
見るからに楽しそうな表情でバーベキューコンロをセットしはじめました。
炭を起こして、肉を焼き、おいしそうに食べていました。

ごく普通のBBQ(バーベキュー)を楽しんでいますよね?
でも、彼らが持ってきた道具を聞いてください。
BBQコンロ、お箸、紙皿、炭、着火剤、肉、飲み物、ライター
以上です。

川沿いのキャンプ場で、地面は砂利。
屋根も椅子もありません。
それでも彼らはすごく楽しそうでした。
まだ暑い夏の日、日陰もないところで。
素手で炭をBBQコンロに入れて。
砂利に座っている人もいれば、立ったまま食事をしている人もいる。

「BBQとは彼らのようにするべき」なんて思いません。
できれば日陰に入ったほうが良いとも思いました(日射病等の危険から)
でも、彼らはすごく楽しんでいました。
少なくとも彼らは「自分たちが楽しむためには何が必要か」を知っていたと思います。
見習うべき点はあったと思います。

アウトドアテーブルが必要無いと言いたいのではないんです。
「キャンプするんだったら絶対必要でしょ!?」という妄想無しの感覚をやめて頂きたい。
正直、「キャンプの敷居」を高くしているのはこういった「常識」ではないでしょうか。
キャンプをはじめようかとお考えの皆さん、自らハードルを上げるのはやめてください。

誤解の無いように。
修理屋はアウトドアテーブルを所有しています。
頼りになる相棒です。


まぁ、なんだかんだ言ってもアウトドアテーブルがどんなものか解らないとね~。
なんとも言えませんよね~(笑)


それじゃー、さっそくアウトドアテーブルのご紹介。
修理屋もこのタイプのテーブルを持っています(これしか持ってません)
勝手に分類すると「ロール系テーブル」になるでしょうか(ほんと勝手)
ネーミングの通りロールするんです。机の部分が。
とりあえず見てみましょう。


Coleman(コールマン) イージーロール2ステージテーブル/65 170-7640

Coleman(コールマン) イージーロール2ステージテーブル/65 170-7640

  • 出版社/メーカー: Coleman(コールマン)
  • メディア: スポーツ用品



はい、こちらコールマンさんのロール系テーブルです。
テーブルの部分(以後は天板)と足の部分が分離できるんです。
上の画像をクリックしてみた方は解ったと思いますが、天板が「お風呂のふた」みたいに巻けるんです。
足の部分もリゾートチェア同様に収束できます(つまり棒状になる)

ロール系テーブルの素材は大体がアルミ製でとても軽い。
天板が木製の物も人気があります。
しかもご紹介のテーブルはロースタイル系のチェアにも対応可能!
以前ちらっとお話しましたが、足の長さが変えられるんです(詳しくは画像クリック)

修理屋の持っているアウトドアテーブルもコールマンさんのロール系テーブルなんですが、
残念ながら足の長さは変更できません(残念)
つまりこのシステムは最近なんですよ。
入学式の時、ロースタイル系の商品も最近増えましたと言いましたがこういうことですね。
アウトドアメーカー各社、ロースタイルを意識しているのがわかりますね。

軽くてコンパクトになるロール系テーブルですが、注意すべき点もあります。
まず、軽いこと。
「良いことじゃない!」と聞こえてきそうですが(汗)
軽いということは、テーブルが動きやすいということです。
テーブルですから、当然物を乗せます。
ジュースの入ったコップや、熱々のお鍋など。
こぼれてはいけないものが乗りますので、簡単に動いてもらっちゃ困る(うんうん)

そう考えると、テーブルは軽ければ軽いほど動きやすいという事実に目を向けなくちゃ。
テーブルが動く最大の原因は、人間が動かすことでしょう。
例えば足が当たる。腕が当たる。
その時にテーブルがどのくらい動くかはテーブルの重さで決まるといっていいでしょう(ほかにもある)
特にお子様がいらっしゃる方は注意が必要ですよね。

さっき「天板がお風呂のふたみたいに」って言いましたが、正確には違います。
ロール系テーブルの天板は、細長い板がつながっているんです。
つまりすきまがあります。
ジュースをこぼせば間違いなく地面まで落ちます。
熱々のお鍋を倒せば、足をヤケドすることもありえます(最悪の場合ですよ)

テーブルにすきまがあるということは、そういうことです。
妄想することによってメリット・デメリットは可能な限り正確に判断しましょう。

その上でしっかりと「道具と向き合う」ことが大切だと思います。
修理屋もロール系テーブルを購入する前にデメリットは気付いていました。
それでも購入して、今でも愛用しています。
ただし以下のことに注意して。
・熱々のものをテーブルに乗せる時は絶対全員に「説明」してから使用する
・特に子供が一緒のときは「テーブルが倒れやすい」ことを理解してもらう
・万が一を考え、リスクを低くするために「テーブルクロス」を使用する

以上の事を守りながらロール系テーブルと向き合ってきましたが、
現在のところ事故は起こっていません(修理屋の場合)
まぁ、テーブルクロスを使用してもヤケドする時はするんですが(汗)
配慮しないよりマシかなと思いまして。
キャンプをされる方の中には、ペグ(大きなクギみたいなもの)を地面に刺して固定する人
なんかもいらっしゃるようです(安心ですね)

修理屋が購入に至った理由に「アウトドアこたつ」があります。
寒い季節もキャンプをしたいので、彼女のために何か策を練らねばと・・・(彼女いません、妄想です)
キャンプをはじめて最初の頃は、クーラーボックスをテーブル代わりにしてました。
今でもクーラーボックスは修理屋のサイドテーブルです。
どうですか?
皆さんの妄想キャンプにテーブルは必要ですか?
次回も別のテーブルを紹介しますので、じっくり考えましょう。


ということで5時間目のまとめに入ります。
・ロール系テーブルは軽くてコンパクト
・高さ調節が出来るものもあるから便利だね
・軽いテーブルほど動きやすいから注意して
・天板には隙間があるんだよ
・座ったときの太もも部分に骨組みあるよ(座って足を組めるか確認してね)



おまけ情報コーナー(ぱちぱち)
今回の講座で「アルミ」という金属が出てきましたね(覚えてる?)
今後も金属がいくつか出てくるので早めにお勉強しましょう(オオザッパに)

スチール
一言で「鉄」です。アウトドアグッズに使われている場合もありますが、あまり見かけません。
なぜなら鉄は錆(さ)びるから。屋外で使用するものは錆びないほうがいいですよね。
素材としては重い。材料費は安い。ですので商品としては「重め」「錆びやすく」「安い」と思ってね。

ステンレス
正確にはステンレススチール。これも「鉄」です。でも加工してあるんです、錆びにくいように。
アウトドアグッズでスチール製といえば大体がステンレス加工(錆びにくい加工)をしていると思います。
重さもスチールと変わりません。ただ、加工してありますのでスチールより加工費が高いです。
ですので商品としては「重め」「錆びにくく」「安め」と思ってね。

アルミ
・・漢字で何て言うかは知りません。ご存知、アルミです。
アウトドアグッズの金属ではアルミが一番多いのではないでしょうか。
アルミはスチールより軽いです。確かスチールの60%くらい(ほんとにテキトーです)
強度はスチールより低いです。それでもアウトドアグッズで安心な強度を保ってなお軽いです。
なにより加工しやすいというメリットが大きいようですね(まぁ使う側には関係ない)
ただし、アルミは高いんです。アルミ缶を集めている人がいらっしゃるように。
ですので商品としては「軽く」「錆びない」「高め」と思ってね。

チタン
かっこよく言うと「レアメタル」です。とても貴重な鉱物だそうです。
スチールよりも軽く、アルミより重いです。錆びません(スチールみたいにならないという意味で)
強度もアルミより強く、スチールより弱い。「なんだスチールとアルミの間じゃん」ってなるよね。
でも商品としてみていくと・・・
アルミより軽く、アルミ同等の強度があるんですよ。
だってアルミより強度があるんですから。
以前お話した修理屋のアウトドアで使うコップ(スノーピークさんの)はチタン製です。
このコップをそのままアルミで作ると・・・すぐにへこんじゃいます。強度不足。
ということで、チタンはアルミより重いんだけど、商品にしたら軽い!
ただ、レアメタル!貴重な鉱物資源ですのでずば抜けて材料費が高い。
さらに加工がしにくいらしい。加工費もかかりそう!
ですので商品としては「軽い」「錆びない」「高い」と思ってね。

修理屋なんかもよく「チタンは軽い」って表現します。
これを翻訳すると「チタンはアルミより重いけど、強度があるから薄く作れて結果軽くなる」
そう解釈してください。決してチタン自体が軽いわけではありません。あくまで商品の重さです。

それからチタンは高級材料で、加工がしにくいですからアウトドアグッズの中でも、
大きなものには使用しません。とんでもない金額になりそうですので。
主にコップや調理用のちっちゃな鍋(家庭用サイズではありません)
スプーンやフォーク、お箸など。最近はストーブなどいろいろなものに使ってるみたいですね。

軽いので、特に登山をされる方には有力アイテムです。
実際修理屋も1グラムでも軽い方が楽になるのでチェックしてます。
自動車でキャンプとなるとそれほどチタン製品にこだわる必要は無いと思います。
アルミと比べて劇的に軽い訳ではないので、コストパフォーマンスは低いでしょう。
さらに調理器具に至っては、熱伝導率の関係もありますからね。

じゃあついでに熱伝導率のお話も(絶対難しくないから最後まで読んで)
アルミはチタンより熱伝導率が約10倍あるらしいです。
それを解りやすく説明してみましょう。
修理屋の持っているスノーピークさんのチタンのコップと、別のアルミ製コップで実験します。
どちらもコーヒーを入れてあるのですが、寒いのでさめてしまいました。
暖かいコーヒーが飲みたいので、コップに入ったまま再度コンロで火に当てます。
そろそろ飲み頃かなぁと思い、火を止めてすぐに飲んでみます。
チタン製のコップ・・・「うん、あったかくて美味い」
アルミ製のコップ・・・「ぅあっちぃ!コップが熱くて飲めないよ」

はい、わかりましたか?
アルミは熱伝導率が良いので、コップ全体が熱くなりました。
チタンは熱伝導率が低いので、火に当たったところ以外はそんなに熱くなりませんでした。
これが熱伝導率というヤツです。曲者(くせもの)じゃなかったでしょ?簡単。

逆にアルミがいいときもありますよ。
フライパンからこぼれそうな高級ステーキ(でっかいんだ)
チタン製フライパンだと、はしっこまで火が通ってない・・・なんてことも。

要は「道具との付き合い方」ですよね。
一概に高級なチタンがいいなんて、絶対に言えません。




今日も最後まで見てくれてありがとうございました。
次回もアウトドアテーブル講座になります。
是非見てやって下さい(土下座)
是非コメント残してやって下さい(土下座)


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